原発再稼働~毒でも腹いっぱいがいいのだろうか

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 九州の川内(せんだい)原発の再稼働支持を議会が決議し市長や

 県知事が是認したという。 福島原発事故の後、首相に就任直後に

 安倍さんが「再稼働」を掲げたのには耳を疑った。避難生活を余儀

 なくされている人々の気持ちを考えれば「よくそんなむごいことを言

 える」と思った。「福島県民を見捨てた」と思った。

 除染廃棄物の行き場もなく、廃炉作業は遅々として進まず、メルト

 ダウンした燃料棒の処理法も解らぬまま先送り。そして毎日何トン

 と溜まり、漏れ続ける汚染水。いったん事故が起きてしまうと、生き

 地獄。 もはや人間の手におえない代物となる。それは福島の例が

 何より物語っている。

 「絶対に安全なんだ」と福島の原発の地元の人達は信じ込まされて

 いたという。 どんなに安全だと言われても100%は理論上もあり得

 ないし現に事故は起きてしまった。1~2%でも危険性があるならば、

 やはりやめるべきだろう。それが理性ある生き物の姿であろう。

 危険と隣合わせで怯えながら生きていくことの辛さを想像してみたら

 いい。 最近のニュースでは福島の子どもたちに甲状腺の異常がみら

 れるという。母親の気持ちはいかばかりか。使用済み核燃料の放射能

 が無害化するのに10万年かかるといわれる。

 人類が地球上に誕生してから50万年ともいう。その人類が文明を築
 
 いて4千年とかいう。10万年も安全に管理するのは夢物語なのでは。

 管理可能なのはせいぜい100年くらいなのでは?
 
 「元首相たち」が反対するのも理解できる。彼らのほうが理性的だ。

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 人類は過去、科学の発展を追い求めてきたのは事実だろう。しかし

 時には、とどまることも人類の叡智ではないだろうか。「福島の人々の

 気持ちを考えると胸が痛む」と言った首相夫人のほうが人間的だ。

 人の命より金儲けの論理・・・・。「設備投資の元手をとる」「利益を追求

 する」「仕事がしたい」・・・・。

 嘆かわしいとしか言えない。毒と解っていても腹いっぱいがいいのだろ

 うか? ある米国人が日本の友人に言ったそうだ。「重大な事故があった

 直後に懲りずに再稼働とは。日本はあまりに浅ましくないか?」と。

 太陽光発電の推進にブレーキをかけるのではなく自然エネルギーの新し

 い制御体系を構築し推進してこその科学の発展、人類の進歩だろう。

 もはや原発は高コスト、過去の遺物になりかかっていると言う人もいる。




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